燃焼排ガスを無害化する設備 無事に完成させられた達成感
D.O(研究開発) 2018年入社

仕事の経験談

堺事業所に熱技術創造センターが新設され、カーボンニュートラル化に向けた試験設備を新規導入することになりました。脱炭素燃料として注目されているアンモニアは特定悪臭物質に設定されており、空気中に1ppm(0.0001%)でもあれば鼻につく程の異臭です。都市ガスや水素と比較してアンモニアは燃えにくい傾向で、試験条件次第では燃え残った未燃アンモニアが燃焼排ガス中に数%含まれる可能性があり、燃焼排ガスを無害化するために除害設備を設ける必要がありました。しかし社内にアンモニア除害装置を設計した実績はなく、今回新たに模索しながら設計することになりました。テスト装置を使用して仕様を満足する処理方法を少しずつ確立していきましたが、途中無害化しきれずにアンモニアを場内に充満させたこともあり、アンモニアの有害性を体感しながら設計を行いました。そのような経験をしながら無事に除害設備を完成させることができ、達成感を感じました。

学生の皆様へ

就活中は在学時の専攻に囚われず、様々な業界の企業と関わることをお勧めします。そうすることでやりたい仕事や活躍できそうな仕事など、改めて整理できると私は考えています。 最初で最後の新卒就活頑張ってください。

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